勤医協 老人保健施設柏ヶ丘
  LAST UPDATE : 05/08/10
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薬の散歩道  

サプリメントの話

 飲むだけでダイエットできると売られている健康食品の「天天素」が原因と疑われる下痢や腹痛などの健康被害が全国で続出し、死亡例も報告されました。又、アガリクスの違法販売が摘発されています。
 私たち消費者はマスコミを通じた大量宣伝で、いつの間にか健康維持のためにサプリメントを摂らないといけないかのような気にさせられています。
 今回は、巧みな宣伝にまどわされないためのミニ知識です。
サプリメントとは?
本来は、食事で不足する栄養素を補うものでしたが、最近では「健康食品」全体がサプリメントを名乗るようになっています。
サプリメントは「抗酸化作用がある」「免疫作用を高める」「体脂肪を減らす」などの効果が試験管内や動物実験で認められても、効能として表示することはできません。人間に対する治療効果のデータがきちんと揃っていないものが大半で、副作用についても殆どは調べられていないからです。

そこが、動物実験や人での実験など厳しいチェックを受けて発売された後も、効果が本当にあるか、副作用は出てないかなど点検されている「医薬品」との違いです。


サプリメントに副作用や飲み合わせはない?
サプリメントが食品だから、天然のものだから副作用がないというのは間違いです。卵アレルギー、そばアレルギーなどがあるように、体質に合わない人が食べるとアレルギー症状が出たりします。
また、糖尿病に良いといわれる「ばんそうれい茶」を血糖降下剤と一緒に飲むと低血糖をおこすことがあります。うつ病に良いといわれるハーブの「セント・ジョーンズ・ワート」はそれ自体で腎障害の報告もありますが、一緒に飲むと強心薬や抗不整脈薬などの作用を弱めてしまうことがあります。

サプリメントと上手に付き合うために
 
1.
使用方法や使用量、はたらきなどよく調べ、最低限の知識を得てから利用しましょう。
医薬品ではないので、効果や副作用はある程度自分の責任で判断しなければなりません。
できれば認定マークの入ったものを選びましょう。過剰摂取や副作用に注意。
2.
病院の薬を飲んでいる場合は医師・薬剤師と相談しましょう。
    「食品だから安全」「医師に話したら止めさせられる」のではないかと相談しない場合が多いのですが、治療との兼ね合いや薬との相互作用などの可能性がありますので伝えておきましょう。
 
3.
日常の食生活と適度な運動が基本です。
あくまで不足分を補うために使うようにして、頼り過ぎないことが大切です。

利用する際の注意点
  *安全性が第一、効果がなかったり、少しでも体調が悪化すれば直ちに止める覚悟で!
 
1.
購入するときは少量から始めましょう
悪徳業者は一度に大量に売ろうとします。効果がはっきりしない以上少量から開始しましょう。
2.
常に体調の変化を確認しましょう
    過敏症、肝障害などの可能性もある。体調に変化があったときは直ちに中止し医療機関を受診。
 
3.
客観的な指標を設けて、期間を区切って使いましょう。
効果がないのに利用し続けることはありません。糖尿病なら、HBA1cなど客観的に評価しやすいものや、食欲が出る、痛みが和らぐなどの自覚症状を指標にしましょう。期間を区切って、その指標が改善したかどうかを見極め、その後も継続するかどうかを判断しましょう。

良いパッケージと悪いパッケージ <絶対に買ってはいけない商品>
 
製造元や発売元の名称と住所が両方ともに記載されていないものはやめましょう。
薬効や効能効果を表示したものは違法です。
成分表示あるいは原材料表示をしていないものはやめましょう。
  賞味期限が表示されていないものはやめましょう。
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お薬手帳の話  2005年6月

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